子供と旅行だよ お手軽ハイキング編
 八菅山いこいの森、八菅神社と展望台

 神奈川県愛川町の里山・2時間ハイキング情報
 子供も楽しいアスレスチックもあり、展望も良い八菅山


八菅山いこいの森
 

 厚木市や相模原市からも近い愛川町にある、自然の低山ハイキングコース「八菅山いこいの森」。家族や子供連れでも楽しめ、自然に手軽に触れることができる。
 八菅は「はすげ」と読む。
 コースにはアスレスチックが点在し、約30種類のアスレスチックが「現代の修行」と言わんばかりに並んでいる。どちらかと言うと、中学生以上を対象にした大きなサイズのアスレスチックが中心だが、小学生低学年くらいから遊べるものもある。
 トイレも4箇所あるなど、比較的トイレにも困らないお手軽ハイキングコース。


八菅山の展望台

 一番の魅力は山頂付近からの「展望」である。
 鉄骨でできた展望台の階段を登ると、眼下に愛川工業団地方面が望め、その先には相模原・町田・海老名が見える。
 更に天候が良ければ、東京・横浜・三浦半島・房総半島まで望め、湿度が低い冬場には、新宿高層ビル群、横浜のランドマークタワー、東京スカイツリーも見える。是非、望遠鏡を持参して欲しい。
 恐らく、夜景もキレイだろうが、夜中に歩く為の照明などは一切無いので、懐中電灯持参は必須。また「猿出没」なので注意が必要だ。
 ところどころにベンチや東屋もあるので、お弁当持参で訪れたい。
 尾根になっているコースは舗装もされているので、歩きやすい。数箇所、修行で使用していた跡地もある。
 あると便利な物は水筒・シート・双眼鏡・カメラなど。
 エサが少なくなる冬には、ニホンザルの群れが里山まで降りている場合がある。たまたま遭遇し、威嚇してくる場合には、猿と目を合わせないで、刺激しないようにして、群れが去るのを待とう。目を合わせると敵と認識されてしまい、噛み付かれたりするので注意。

▼八菅山展望台から相模原方面の展望
  写真はクリックすると拡大写真になります

▼八菅山展望台から横浜方面の展望
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▼展望台の写真

▼修行に使用された跡地も残っている

▼あおぞら館 管理人常駐有 裏手が水洗トイレ

▼あおぞら広場(夕刻につき暗くてごめんなさい)

▼約30箇所にフィールドアスレスチックが点在する

▼ハトムネと呼ばれる約300段の急な八菅神社の階段

▼駐車場の案内看板

▼ハイキングコースなどの解説看板
  写真をクリックすると大きな写真でご覧頂けます

▼地図のポイント地点は神社近くの無料駐車場





八菅神社(はすげじんじゃ)

 相模川の支流で、現在、宮ヶ瀬湖から流れる「中津川」に面してそびえる山が「八菅山」で、丹沢山地の一部として幣山、法華峰、経ケ岳、華厳山、法論堂など今も残る名は巡峯の要所であったことを教えている。
 八菅山の標高は約225m。
 その山のほぼ山頂付近にあるのが、八菅神社である。

 意外と歴史が古く、50余の院坊があった山伏の修験道場の拠点として明治維新頃まで繁栄していたようである。
 八菅山縁起によると日本武尊が東征のおりにこの山を望み見て、山容が蛇の横わたるに似ているところから「蛇形山」と名付けたという。
 そして、703年に修験道の開祖・役の小角(えんのおずぬ)が入峰し、修法を行った。その際、忽然として「池中に八本の菅が生えたことから八菅山の名が起こり、709年には有名な行基が入山し、ご神体及び本地仏を彫刻し、伽藍を建立して勅願所にしたと言われている。
 新編相模風土記稿によると「その昔、中將姫が織り上げたという大きくて立派な幡が、津久井の方から飛んできて、八菅の北の坂(幡の坂)へ落ち、更に舞い上がってこの家(雲台院…字宮村の中央部。地名は幡)の庭に落ちてきた。
 行者たちが総出で祈りあげると、幡はまた天空へ舞い上がり、鶴巻の落幡に落ちた。土地の人々はあまりにも立派な幡なので、相談の結果、日向薬師へ寄進に及んだ」と伝わる。
 鎌倉に幕府を開いた源頼朝も八菅山信仰をし、大日堂を建立・寄進などしたとされる。
 1618年鋳造との記載がある梵鐘は、三増峠の戦いの際に責めを負って命を落とした村長の千葉金兵衛宗清(熊坂金兵衛宗清)の供養のために、江戸時代に入ってから一族の者が奉造し、併せて、徳川家康の冥福と、徳川秀忠の武運長久も祈願したと伝わる。

 幕末まで大山阿夫利神社、日向薬師とともに関東での山岳修験の道場として八菅山七社権現と呼ばれていた。
 八菅神社は、修験道三派のうち聖護院流で、光勝寺ほか修験道場として古くから続いたが、明治維新の神仏分離令により、光勝寺は廃止。修験者は地元に帰農するとともに、権現は八菅神社と改名された。

 八菅神社に繋がる約250mの急な階段(約300段)は「ハトムネ(破途胸)」と呼ばれるらしい。
 破途胸=途中で胸が破れそうなと言う意味だろう。
 なんと、冬至の日の出に太陽が出ると、鳥居の真中に太陽が位置して、太陽が階段(破途胸)を登るように見えるらしい。まさに太陽信仰である。
 ちなみに、階段だけでなく車道兼用の女坂もあるので記載しておく。

 毎年3月28日のお祭りの際には、ほら貝が鳴る中、火の上を歩く「火渡り」も行われる由緒ある神社。火渡り儀式は一般参加も可能。
無料駐車場

 八菅山いこいの森を散策するために訪れるにあたり、駐車場は2箇所にある。
 1箇所は、信号から坂道を登って行き、神社の鳥居がある突き当りを左折すると、すぐ右側にある「いこいの森駐車場」。約15台は止まれるだろう。ハイキングをするならこの駐車場が便利。
 もう1箇所は、その駐車場に入らず、その細い道を更に進むと川沿いになり、更に進むとゲートが見える。そのゲートを更に進み、登って行くとあるのが「八菅山いこいの森 あおぞら館」。
 ここまで舗装されていて、駐車場も整備されている。少しでも階段登りを軽減したかったら、この奥にある駐車場がお勧め。
 駐車場はいずれも朝9時〜17時に利用可能。
 右の地図のポイント地点は最初の神社そばの駐車場地点。

お勧めのハイキングコース順

 神社下の駐車場(神社入口付近にトイレ有) → 階段(または迂回路) → 八菅神社(トイレ有) → 尾根道(各種アスレスチック) → 展望台 → 戻る感じで途中から「あおぞら館」に降りる道を進む → あおぞら館(トイレ有) → 車道を下る → 神社下の駐車場(付近にトイレ有)
 これだけ歩いても、約2時間あれば充分

近くの日帰り温泉施設

 汗をかいた後には温泉にも寄りたい。
 八菅山から最寄の日帰り温泉は「観泉荘こまや」。ただしここは旅館で日帰り入浴も受付していると言う感じなので、日帰り入浴が可能な時間などは確認が必要。
 気軽に立寄れるのは厚木の「ほの香」。大きなサウナが有名である。
 地図から近くの日帰り温泉を探す
 いずれも、タオルとバスタオルは持参しよう。

<昼食>

 八菅山は、是非「お弁当持参」で訪れたい。
 途中にはベンチや東屋などもあるが、一番のお勧めは展望台付近だ。展望台付近には芝生エリアもあるが、トイレはないので、注意。
 自動販売機などはないので、水筒も必須だが、階段登りがあるので、できる限り荷物は少なめで。
▼八菅神社の階段入口の写真
▼テーブル付ベンチの写真。八菅神社の上手付近にある。
▼アスレスチックは基本的にコンクリート製
▼自然豊かな森にアスレスチックがあるのだ
▼尾根からあおぞら広場の間の小道にある橋
▼あおびら広場の奥にある池付近の広場
▼このような小川も残っている
▼池には大きな鯉も泳いでいました
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